タイ語を勉強している方は เป็น (pen) と คือ (khue) の使い分けに迷ったことがありますか。実は เป็น (pen) と คือ (khue) の使い分けについてはタイ人が無意識に使っているので、聞いても、タイ人でもはっきり説明できないようです。分けは決まっているルールがありませんが、ここではできるだけわかり易く説明します。
เป็น(pen) と คือ(khue) の本来の意味はどちらも日本語では「~である」となりますが、คือ(khue)の代わりにเป็น(pen)使うことができない場合もあります。いろいろなケースを調べて考えてみると、おおよそ下記のように分けらます。
เป็น(pen) の使い分け
- 全ての一部
- 特別な性質
- 身分、立場を表す
- 所有権を表す
「Aเป็น pen B」は「AはBという属性を持っている(持つ)、AはBという状態にある」となります。Bの位置にはよくAの職業、地位、身分、性質、などを表す名詞が来ます。
例:
1. สมชายเป็นครูโรงเรียนประถม
sŏm chaai pen khru rong rian prà-thŏm
ソムチャイは小学校の先生です。(1)2.นมเป็นอาหารที่มีโปรตีนสูง
nom pen aa hăan thîi mii pro-tiin sŭng
ミルクはたんぱく質が多い食品です。(2)3.คนนั้นเป็นเพื่อนของคุณดาว
khon nán pen phêuan khăwng khun daao
あの人はダーウさんの友達です。(4)
คือ (khue)の使い分け
- 平等、イクオールを表す
- 特定する
- 唯一の物・事(それ以外の何物はない)
- 詳しく説明する
「A คือ khue B」は、AとBが同一のものを指し示します。AイクオールBという等価関係があることを述べる場合に使います。
例:
1.เมืองหลวงของไทยคือกรุงเทพฯ
meuang lŭang khăwng thai khue krung thêp
タイの首都はバンコクです。2.อาหารที่มีโปรตีนสูงที่สุดคือนม
aa hăan thîi mii pro-tiin sŭng thîi sùt khue nom
最もタンパク質が多い食品はミルクです。3.คนที่ฉันชอบคือคุณไมเคิล
khon thîi chăn châwp khue khun mai-khoen
私の好きな人マイクルさんです。4.เรื่องที่ผมอยากจะบอกคุณคือผมกำลังจะแต่งงาน
rêuang thîi phŏm yàak jà bàwk khun khue phŏm kam-lang jà tàeng ngaan
あなたに伝えたいことは僕の結婚することです。