คำซ้ำ kham sám
皆さんはタイ語の繰り返し記号をご存知ですか。タイの繰り返し記号は「ๆ」という形で、呼び名は「マイヤモック」といいます。タイの畳語とは、同種の単語の単位を反復して作られた単語です。よく「ๆ」の記号を一緒に用います。
タイの畳語は下記のように 5 つのタイプに分けられています。
1.名詞が複数である事を表す
例:เด็กๆ dèk dèk (子供たち)
2.強調する
例:ขาวๆ khăao khăao (とても白い)
3.はっきりと特定しない
例:หลังๆ lăng lăng (最近、この間)
4.グループとなっている名詞を分ける
例:ชิ้นๆ chín chín (各個)
5.擬態語・擬声語
例:
พยักหน้าหงึกๆ phá-yák nâa ngùek ngùek( 何回も連続的にうなずく)
เหมียวๆ mĭaw mĭaw (ニャンニャン) 猫の鳴き声
タイの畳語の特徴
1.タイの畳語は副詞が多い。
例:ง่ายๆ ngâai ngâai(簡単に)เร็วๆ reo reo(早々に)
2.本来の意味は単数ですが、畳語になると、複数を表します。
例:เพื่อนๆ phêuan phêuan (友達たち)
3. はっきりと特定しない
例:เช้าๆ cháo cháo (朝)
朝の何時がはっきりと特定しない
4.畳語の用法として、同様の言葉をあわせて重ねる場合もあります。
例:นั่งๆนอนๆ nâng nâng nawn nawn
นั่ง nâng(座る)と นอน nawn(寝る)は両方とも動詞です。動詞は畳語として用いることはあまりありませんが、畳語を用いて並列された場合には新しい意味となり、一つの単語になります。 นั่งๆนอนๆ nâng nâng nawn nawn(座ったり食べたりする)というのは役に立つ事はせず、一日中に怠けてばかりいるという意味になります。
5.新しい意味になる
例:กล้วยๆ klûay klûay
กล้วย klûayの本来の意味は「バナナ」ですが、畳語になると、 「すごく簡単」という意味になります。
例:พื้นๆ phúen phúen
พื้น phúen の本来の意味は「床」ですが、畳語になると「平凡」という意味になります。